万平ホテル(長野・軽井沢)
今更説明不要な、有名クラシックホテル。
日光金谷ホテル、箱根富士屋ホテルを始め、赤倉観光ホテルや上高地帝国ホテル等
国内を代表するクラシックホテルの1軒。
シンボリックな外観がこのホテルの歴史と名声の高さを物語ります
ロビー
調度品も重厚です
今回はウスイ館の331と332 の部屋を利用させていただきました
まずは伝統的なクラシックタイプの部屋
ベッドルームとリビングが格子ガラス戸によって仕切られています
調度品は軽井沢彫りだったりと、随所に伝統性と感じる事の出来る部屋です
部屋からの景観
水回りは非常にモダンで綺麗です
バスタブも非常にゆったりしたサイズ
タオルウォーマーにシャワーブースもあります
トイレも当然ウォッシュレットタイプ
一方、こちらが書斎タイプの部屋
リビングを区切るように棚とライティングデスクで構成された書斎があります
廊下も重厚感があります
このホテルにはフレンチ、和食、中華のダイニングがありますが、今回は
中華をセレクト。
フレンチと中華は同じダイニングで供されるようですが、和食のたん熊北店と
熊魚菴は離れの別棟での食事となります。ただし、冬期は休業しています。
目にも鮮やかな前菜。これが強めの中華らしい味付けと、上品かつ繊細な
素材感を大事にした味付けとで構成されており、どれも非常に満足度が高かったです。
今後の料理への期待が膨らみます。
フカヒレもこの大きさ。
メインは1品をチョイスするタイプのため、4名で各々セレクトし、
シェアしました。
どれも量、味ともに申し分ありませんでした。
デザートの杏仁豆腐
朝食はたん熊北店の和食をセレクト。
ボリュームもあり、焼き魚等はさすがというレベルでした。
軽井沢という立地性とホテル自体の知名度から、クラシックホテルではありますが
決して落ち着いた雰囲気ではありませんが、設えと建物の雰囲気はさすがの一言です。
ベクトルが異なりますが、この雰囲気はどう足掻いてもクラシックホテルにしか出せない
種類のものであり、この種のホテルのアイデンティティでしょう。
また、意外なことに従業員の対応は良く言えばフレンドリー、悪く言えばあか抜けない
田舎臭さのあるものでした。この点は、クラシックホテルであることと軽井沢というリゾートで
あることを考えると、是非は分かれるのかもしれません。言葉遣いはなんとかしてほしいと
感じた場面が多々ありましたが。
全体を通して、クラシックホテルでありながら、古臭くなることもなく、設備面で
利用者に不便を感じさせることもなく、利便性・快適性と清潔感を出しながら、伝統性や
重厚感を感じさせる、そのバランス感覚にただ感嘆しました。
非常にさりげない点かもしれませんが、簡単に出来ることではないと思います。
有名宿ではありますが、記念に1回泊まれば良いとはならず、また再訪したいと思わせる
この宿、その企業努力たるや相当なものなのでしょう。
万平ホテル(長野・軽井沢)
長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢925
TEL:0267-42-1234
in 15:00~/out ~11:00
1泊(2名)@8500円〜(夕食別、時期・人数・プランにより変動あり)
※今回利用時@35000(4名利用時。うち夕食@15000)
万平ホテル http://mampei.co.jp