ザ・ウィンザーホテル(北海道・洞爺湖)
 北海道は洞爺湖町にある滞在型リゾートホテル。ホテル内に入る飲食店は、かの3つ星フレンチ「ミシェルブラス」や京都の名店「美山荘」といった早々たるラインナップを揃えた、日本を代表するリゾートホテルの1つ。
 サミット会場となったことからも、その格式とレベルの高さ、評判の良さが伺える。

 


ザ・ウィンザーホテル
  北海道を、いやある意味日本を代表するホテルの一角にまで台頭したといっても過言ではなかろう、それほどゴージャスかつホスピタリティの行き届いたホテル「ザ・ウィンザーホテル洞爺」。

 前身はエイペックス洞爺というホテルだったが、経営母体のエイペックスリゾートがメインバンクだった北海道拓殖銀行の倒産のあおりを食らって経営破綻、そのまま残されていた箱モノをセコムが買収し再建したという、いわく付きのホテル。このプロセスには多くの艱難辛苦があったようで、ドキュメント番組などでもたまに特集組まれてるんで、知っている方も多いかとは思います。

 また、ここの支配人は、この業界では超有名人の窪山哲雄氏(帝国ホテル・ニューオータニ・ハウステンボスと渡り歩いた名ホテルマン。石ノ森章太郎原作のHOTELのモデルと言えばピンとくるでしょうか?)だったりもします。レストランにもミシェル・ブラス・トーヤ・ジャポン(フレンチ界の巨匠、ミシェル・ブラス率いる三ツ星レストラン。本店以外では世界初出店)と美山荘(門外不出と言われた摘草料理の京都老舗料亭)という双璧を迎え入れ、他にも天川(和食)、わく善(寿司)、アウトオブアフリカ(鉄板焼)、カローダイアモンド(ベトナム料理)などなど・・・。

 で、実際に宿泊した感想はと言うと・・・まず、立地が良い意味で「不便」な所にある。建物にたどり着くまでの敷地内の道路の長いこと長いこと。しかも周りは牧場のため牛が放牧されていたりと、否が応にも期待が高まります。別にこの辺は意図的なものではないんでしょうが、実に巧みだなーと感じました。
 
 建物に入った瞬間、前面ガラス張りのロビー(3フロアの吹き抜け)の窓の向こうには洞爺湖の絶景がお出迎え。このロビーにあるカフェ・ドミュロは、パリに本店を構える人気店だそうで(何でも最優秀パティシエを獲得したそうな)。この眺望は部屋からももちろん楽しむことが出来ます。自分が宿泊した日は洞爺湖の花火大会が行われており、非常に小さいながらも(ホテルの立地がかなり洞爺湖畔から高台にあるため)花火鑑賞なんぞも出来ました。ただ、場所が場所だけに晴天率はそれほど高くないようで、ガスってたら景色も何もあったものじゃ・・・。そういう意味では、ここの最大のウリの一つである景色を満喫するためだけに行くのは、かなりリスキーかも知れません。
 しかし、前述の通り、ハード・ソフト共にとても素晴らしいこのホテル、眺望が無くたって遥々訪れてみる価値は十分にあります。

 部屋と言えば、アメニティは全てブルガリ。ブルガリはアメニティ使用の際の審査が結構厳しいらしいと聞いた事があるが、この辺からもホテルのクオリティが感じ取れます。

 食事に関しては、時間の都合でホテル内のレストランを使わなかったので何とも言えませんが、ミシェル・ブラスに関しては結構良い評判・悪い評判の両方を耳にします。まあ、値段が値段なのとネームバリューから来る期待値の高さ故、客側の眼も厳しくなるのかもしれませんが・・・。これも有名店の宿命ってやつかもしれません。
 ただ、ルームサービスは価格も安く種類も豊富で、非常に美味しかった(ルームサービスとホテル1Fにあるエリックカイザーのパンを朝食にしたのです)。エリックカイザーのパンもかなり美味です。

 また、場所柄温泉・スパも非常に充実しており、高級ホテルとしての一面を持つ一方、ホテル内に夜間のみ出現するベトナム料理屋台(場所は公表されていません。聞けば教えてくれるらしいけど)や部屋の冷蔵庫にはラムネが入っていたりと、リゾートホテルとして遊び心も満たしてくれる、何ともバランス感覚の良いホテルだと感じました。

 そして、自前でホテルマン養成スクールを所有しているだけに、従業員の方のホスピタリティも素晴らしいものがありました。色々な所で叩かれているように、従業員の方の接客態度や言葉遣い確かに「至らない」所もあるんです。でも、それ以上に「ひたむきさ」や「誠意」が感じ取れました、僕には。言葉遣いやちょっとしたミスなんて許せてしまう何かが伝わってくるんです。うわべだけのマニュアル接客に終始している某高級ホテルなんかよりは、よっぽど好感持てます。

 まあ、?って部分も幾つかあるにはありましたけど。バスローブ羽織った団体がパブリックスペースをそぞろ歩く光景はちょっと・・・(レストランの目の前等もそのルートになっており、あれは動線を考慮に入れていないホテル側のミスかなーと)とか、まあ細かいことですけど。

 このホテルの設備・深さを考えると、滞在時間が余りにも短すぎたことだけが悔やまれますが、これは是非次回の楽しみにとっておこうかと・・・。

船のような形をした外観
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ロビーの窓はとても高くとられており、まるで1枚の絵画のような景色が眼前に広がります
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夜はこんな感じに・・・
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部屋からは洞爺湖が一望の下に
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部屋自体はとてもオーソドックス
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※画像の一部はホテルHPより借用

ザ・ウィンザーホテル(北海道・洞爺湖)
北海道虻田郡虻田町字清水
TEL:0142-73-1111
TEL 0578-89-2462
1泊(1室)31500円〜

ザ・ウィンザーホテル http://www.windsor-hotels.co.jp/

 
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